『リチャード二世』(リチャードにせい、King Richard the Second)は、ウィリアム・シェイクスピア作の歴史劇。1595年頃に書かれたと信じられている。リチャード二世の生涯に基づくもので、シェイクスピアの第2四部作(『リチャード二世』『ヘンリー四世 第1部』『ヘンリー四世 第2部』『ヘンリー五世』。研究者たちは「ヘンリアド」と呼んでいる)の1作目にあたる。独立した作品を意図して書かれていない可能性もある。 1623年に出版された「ファースト・フォリオ」では「歴史劇」に分類されているが、1597年に出版された「四折版」では「悲劇」(『The tragedie of King Richard the second(王リチャード二世の悲劇)』)とされている。