気象予報士へのご依頼
Request to a weather forecasterRESEARCH & DEVELOPMENT
ウェザーマップ独自の天気予報の精度向上、気象情報の表現方法や解析ツール、そして次世代の伝え方まで、幅広い研究開発を行っています。
WEATHER FORECAST
10年以上にわたり機械学習を利用して、細かなピンポイント予報や1週間以上先の天気予報を独自に算出しています。
1週間より先の一般向け予報が解禁されたのは、10日間までが2012年、16日先までが2019年です。
ウェザーマップはいずれも解禁当日からそれぞれの予報を発表開始しました。
16日間予報を一般向けに定期的に発表・公表しているのはウェザーマップが唯一です(2020年12月現在・当社調べ)
一般的に使われている「くもり」は少し青空が見えるものから、雨がポツポツ降るもの、霧雨まで幅が広いものとなります。
ウェザーマップでは、雨寄りのものを「黒雲」と表現することで、弱くても雨が降る可能性があるかどうかを分かる表現で予報を発表しています。
2010年から毎年「さくら開花予想」を発表し、ホームページやテレビなどを通じて、多くの方々に利用していただいています。
過去の気温と開花・満開の関係を統計的に解析し、また3か月先までの気温を予測することで、1月から開花・満開予想を発表しています。
ウェザーマップ「さくら開花予想」https://sakura.weathermap.jp/
DATA VISUALIZATION
気象予報は、観測や予測など大量のデータから成り立っており、それらを可視化することは必要不可欠なこととなります。
気象予報士がどこにいても気象情報を解析できるWebページや、テレビやSNSなど様々なメディアを通して情報発信するための画像や動画を作成するWebツールを開発しています。
気象予報士が業務に従事するさまざまな現場で活用されているほか、テレビ局の作画システムとして採用されている例もあります。
2015年から運用を開始したひまわり8号・9号は、カラー画像が特徴の1つになっていますが、データをそのまま画像化すると、くすんだ色で見えづらいため、いち早く、人間が宇宙から見た様子に近い画像や天気予報解説で使いやすい雲に特化したカラー画像などを実用化しました。
これまで予想できなかったものや予想していなかったもの、また既存の情報でもより分かりやすい表現方法を目指し、日々研究開発を行っています。
NEXT GENERATION
今後、気象情報を伝えていく上では、自動で文章や音声を生成する技術は不可欠なものと考え、日々研究開発に取り組んでいます。
音声合成は既に技術が確立してきている分野です。森田正光の音声を収録して音声合成モデルを作り、「バーチャル森田さん」としてテレビやラジオでも紹介されました。
今後も精度の向上と応用範囲の拡大を進めるべく研究しています。
この分野は発展途上で研究が進むスピードが非常に速い分野のため、常に新しい技術にアンテナを張り、日本語や気象分野への応用の研究を進めています。
PRESENTATION HISTORY
氏名に「*」があるのが当社関係者です。
28th International Conference on Knowledge Based and Intelligent information and Engineering Systems (KES 2024) での発表内容が論文掲載 Takumi Takasuka, Yuki H. Takano*, Shotaro Watanabe*, Gendo Kumoi (2024): Recognition Performance Validation of Weather Map Images by ChatGPT. Procedia Computer Science, 246, 3132-3141.
https://doi.org/10.1016/j.procs.2024.09.359
日本気象学会誌「天気」に短報掲載 高野雄紀・渡邊正太郎(2018)「雲に着目した気象解説に適するひまわりRGB合成画像の考案」天気2018年2月号,25-32
https://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2018/2018_02_0025.pdf
日本気象学会天気予報研究会報告 渡辺正太郎・増田雅昭(2012)「長期予報を活かした独自さくら開花予想」天気2012年6月号,94-95
https://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2012/2012_06_0497.pdf
氏名に「*」があるのが当社関係者です。