コンテンツにスキップ

DLsite

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
DLsite
URL https://www.dlsite.com/
言語 日本語, 英語, 中国語, 韓国語, スペイン語, ドイツ語, フランス語, インドネシア語, イタリア語, ポルトガル語, スウェーデン語, タイ語, ベトナム語[1]
タイプ ダウンロード販売
運営者 株式会社エイシス
設立者 有限会社アオキシステム
収益 作品販売手数料
営利性 営利
登録 任意
開始 1996年7月
現在の状態 運営中

DLsite(ディーエルサイト)は、日本の企業・株式会社エイシスが運営する同人同人誌同人ゲーム)、PCソフト(パソコンゲームアダルトゲーム)、電子書籍等のダウンロード販売サイト。「DLsite」は2022年現在、全世界会員数が900万以上に到達した[2]

2018年12月までのサービス名称はDLsite.com(ディーエルサイトコム)。

販売物の対象によってさまざまな部門に分けられており、デジ同人ではその先駆けの1つとされている[要出典]

沿革

[編集]
  • 1996年7月 - 有限会社アオキシステムにより「ソフトアイランド」の名称で設立。
  • 2001年1月 - 有限会社アオキシステムが株式会社エイシスに改組され、サイト名がDLsite.comへ変更される。
  • 2003年3月 - デジタルメディアマート(現DMM.com)と提携し、DMM.ADULT(FANZAの前身)の同人コーナーを受託。
  • 2004年2月 - 公式サイトを全面リニューアル、英語版のサービスを開始。
  • 2005年1月 - 運営会社のエイシスがライブドア傘下となる。
  • 2005年8月 - DMMとの提携を解消。
  • 2009年3月 - 携帯電話向けサービス「DLsite Mobile」を開設。
  • 2009年5月 - 姉妹サイト・GAME999を開設。
  • 2010年4月 - 登録サークル数が10000を突破。
  • 2010年5月 - 運営会社のエイシスがライブドア傘下を離れ、ゲオの完全子会社となる[3]
  • 2011年5月 - 公式サイトを7年ぶりに全面リニューアルし、審査団体別のカテゴリ撤廃などの再編を実施。
  • 2016年5月 - TAIWAN G2 Corporationが「DLsite.com台灣版」を提供開始。
  • 2016年8月 - アメリカ合衆国のダウンロード販売サービスImagineVRとの業務提携を開始[4]
  • 2018年2月 - Steamでの一般向けゲームソフト販売事業参入および翻訳サービス事業の提供開始を発表した[5]。2月20日に配信第一弾として、あぶらそば日和の短編ゲーム『Mavi's Journey』が無料で配信された[5]
  • 2018年5月 - Steamで配信するゲームの公募を開始した[6]
  • 2019年1月 - サービス名称が「DLsite.com」から「DLsite」に変更された[7]
  • 2020年6月 - アリスソフトのランス10の中国語版を発売
  • 2021年3月 全年齢の電子書籍売り場が「DLsite comipo」として独立[8]
  • 2021年11月 作者が許可した作品を有志の翻訳者が翻訳し、翻訳作品の販売売上を分配する「みんなで翻訳」が開始[9]

全年齢

[編集]

同人

[編集]
  • 一般向け同人作品。

PCソフト

[編集]
  • 一般向けPCソフト。

一般コミック(DLsite comipo)

[編集]
  • 一般向け電子書籍(主に商業ベースの漫画作品)。
  • 2021年4月に一般コミック売り場が『DLsite comipo』としてDLsiteから独立。オーディオブックなどの取り扱いも開始した[8]。2021年12月からはエイシスのグループ会社・株式会社viviONが運営を担っている。

スマホゲーム

[編集]
  • Android端末向けゲーム。

男性成人向け

[編集]

同人

[編集]

美少女ゲーム

[編集]

青年コミック

[編集]

スマホゲーム

[編集]
  • 成人向けのAndroid端末向けのゲーム。

DLSiteがるまに

[編集]

2011年のリニューアルに際し、2005年に吸収合併したDLfunの「花まるネット」の流れを汲む「Hanamaru」から「Girls Maniax」へ改名。2018年にサイト分割などを経て「DLsiteがるまに」へと改名された。乙女向け/TLとBLで売り場が分かれている。

多言語対応

[編集]

2024年時点で日本語の他に、英語、中国語(簡体中文・繁体中文)、韓国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、インドネシア語、イタリア語、ポルトガル語、スウェーデン語、タイ語、ベトナム語の計14言語でのサイト表示に対応している[1]

日本語作品を他言語に翻訳した作品販売にも取り組んでおり、DLsiteが主導して翻訳を行う公式翻訳のほか、作者が翻訳許可を出したマンガや音声作品に対して有志の翻訳者が訳す「みんなで翻訳」から生まれた作品の販売も行っている。[10]

にじGAME

[編集]

ゲームプラットフォーム。2013年4月9日に「にじよめ」としてオープン。2015年5月PC版オープン。2020年1月29日に「DLsiteにじGAME」に改称[11]

PCやスマートフォンのブラウザでプレイ可能なゲームを中心に、一部インストール型のゲームやAndroid対応のスマホアプリも配信している。

一般ブラウザゲーム

[編集]

(*)は18禁要素の入った18禁版も存在する。

R18ブラウザゲーム

[編集]
  • ばるはらばるきりーず ※エイシス
    2013年にスマホ版が開設されたその後、2015年にPCブラウザ版(ばるはらばるきりーず ぴーしー)がスタートした。システムはPC版はスマホ版と大きく異なっており、登場する主なキャラに差異はないものの、双方にそれぞれ未登場のキャラがいる。
  • 淫乳召喚 ぷるるんフェアリーズ ※エイシス
    2015年から「神乳×降臨☆ぷるるんヴァルキリーズ」として大幅リニューアルされた。

DLチャンネル

[編集]

コミュニティサイト。DLsiteが開設から20周年の節目を迎えた2016年10月に誕生。DLsiteで取り扱われている作品が網羅されたデータベースや掲示板、インターネット上の情報を記事にまとめるといった機能を有している[12]

DLsiteアワード

[編集]

他店舗販売

[編集]

DLsiteでは電子書籍作品(同人誌)を登録販売をしているクリエイターを対象にした提携ストア販売サービスを展開している[13]

また、かつては以下のダウンロード販売サイトで他店舗販売をしていた。

過去の販売パートナー

[編集]
  • DMM.ADULT(現・FANZA) - DMMが2005年に自社で同人の取り扱いを開始したことに伴い提携解消。
  • i-Comic(ロジック運営) - 2009年サイトの閉鎖。
  • Galge.com(ベクター運営) - 2009年12月に同人コーナーをデジガールストアへ移行した後、2010年2月に閉鎖。
  • D-drops(チレッジ運営) - 2010年10月に提携解消。
  • 電子書店パピレス - 「委託同人誌」の取り扱い終了により、2011年6月19日に終了。
  • マンガ市場DL(株式会社ブックヴィレッジ運営) - サイト自体の閉鎖により、2011年7月1日に終了。
  • キャララ!!.CC(ヴューズ運営) - 2012年7月提携解消。2013年12月20日に閉鎖。
  • プロップDL On-Line(株式会社オーバーワークス運営) - 運営サイトの閉鎖により、2012年7月提携解消。
  • アぷろ~ど!(オーバーワークス運営) - 運営サイトの閉鎖により、2012年7月提携解消。
  • DLパフェ(インターピア株式会社運営) - 運営サイトの閉鎖により、2013年3月28日に終了。
  • デジガールストアベクター運営) - 2013年6月提携解消。2014年1月15日に閉鎖。
  • もえこみ (ミラージュ株式会社運営) - 運営サイトの閉鎖により、2013年10月提携解消。
  • FRANKEN(ジャム・ティービー運営) - super media mallに統合。
  • ラブコミ.com (ジャム・ティービー運営) - 2013年9月提携解消。
  • super media mall (ジャム・ティービー運営) - 2013年10月提携解消。
  • モビぶっくインディーズ (株式会社モビぶっく運営) - 2015年12月終了。
  • アキバイン.com(旧・デジバンク運営) - 2016年3月終了。

DLsiteに吸収されたサイト

[編集]
  • DLfun - 2001年から2006年9月まで運営。2005年エイシスが買収した後、女性向けの「DLsite花まる」に継承され2011年まで存続した。

終了したサービス

[編集]

ノベルメイド

[編集]

2010年3月にベータ版公開、4月より正式サービス開始。ブラウザ上で遊べるアドベンチャーゲームを自作し、無料または有料(最低価格10円から)で提供することが出来た。2013年12月9日にサービスを終了。

DLsiteレンタル

[編集]

2017年4月20日運営開始。PCゲームをレンタル出来た。2019年6月28日にサービスを終了[14]

DLsite Mobile

[編集]

2009年3月2日運営開始。フィーチャーフォンにてコミックの閲覧、およびゲームをプレイ出来た。2013年12月24日にサービスを終了。

Girl's Maniax

[編集]

2010年9月9日運営開始。フィーチャーフォンにてコミックや小説を閲覧出来た。2012年8月31日にサービスを終了。

GAME999

[編集]

2009年5月14日にオープンした、全タイトル999円均一(消費税込み)の特売を行う姉妹サイト。販売タイトルは月替わりで、毎月末に一旦閉店してタイトルの総入れ替えを行い1週間前後の期間を空けて新装開店する。なお、ソフトの購入に際してはDLsite本体のユーザー登録が必須であるが、GAME999での購入に際してはDLsiteのポイントは使えずポイント還元も受けられない。

2016年6月のリニューアルを伴い、DLsite内の特設コーナー化。サービスの仕様も変更が行われた[15]

DLsite.com G

[編集]

成人向けを含むゲイ向け同人・商業作品の売り場。 2018年10月に閉鎖され、既存の取扱い作品はDLsiteがるまにBL売り場へと引き継がれたた[16]

ラジオ

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2004年から2011年のリニューアルまではソフ倫審査作品を「Pro」、映像倫2010年11月まではCSA)作品とアダルトアニメ(審査団体問わず)を「Pro2」に分けていた。

出典

[編集]
  1. ^ a b 『DLsite』、新たに9言語を追加し全14言語に対応! 世界でより利用しやすいサービスに!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2024年1月25日閲覧。
  2. ^ 会員数900万突破!『DLsite』は今年で26周年! 11月は、無料作品、全員配布の割引クーポン、そして総額1,000万ポイントの山分け企画と、お得が盛りだくさんな創業祭を開...”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2023年2月3日閲覧。
  3. ^ 「DLsite.com」運営のエイシス、ゲオの子会社に」『ITmedia ニュース』2010年4月12日https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1004/12/news068.html 
  4. ^ ゲオホールディングス子会社エイシス米ImagineVR Inc.へ出資し業務提携を締結”. プレスリリース. ゲオホールディングス (2016年8月29日). 2018年4月15日閲覧。
  5. ^ a b DLsite.com、ゲームプラットフォーム『STEAM』におけるパブリッシャー事業に関するお知らせ”. エイシス (2018年2月6日). 2018年2月10日閲覧。
  6. ^ DLsiteがSteamパブリッシング作品を公募開始 日本語を含む販売も可能”. もぐらゲームス (2018-05-18*). 2018年5月28日閲覧。
  7. ^ サービス名称変更および本社ビル名変更のお知らせ』(プレスリリース)株式会社エイシス、2019年1月4日https://www.eisys.co.jp/topics/944.html2019年2月8日閲覧 
  8. ^ a b https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000042966.html
  9. ^ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000202.000042966.html
  10. ^ https://www.dlsite.com/modpub/lp/overseas/translator/
  11. ^ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000042966.html
  12. ^ 「DLsite.com」が20周年、コミュニティサイト「DLチャンネル」新設、2017年春にはPCゲームレンタル事業も”. INTERNET Watch (2016年10月3日). 2022年7月2日閲覧。
  13. ^ https://www.dlsite.com/modpub/lp/home/ebook/
  14. ^ 「DLsiteレンタル」サービス終了のお知らせ”. エイシス. 2020年8月21日閲覧。
  15. ^ https://info.eisys.co.jp/dlsite/7f85fa9dd0162400
  16. ^ https://info.eisys.co.jp/dlsite/d610004474acccb1

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy