コンテンツにスキップ

赤土

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南仏ルシヨンのオークル層
インド・ケーララ州の煉瓦工場。土壌はラテライト。

赤土(あかつち、せきど)は、「赤い」を指す総称である。赤い色は一般に、土壌に含まれる酸化鉄などに由来する。

定義・種類

[編集]

より専門的には、下記のように、さまざまな「赤土」の定義がある。

顔料として

[編集]

赤土は、先史時代より顔料として利用されてきた。また、粘土質のものは、煉瓦素焼き陶器の材料などにも使われる。

播磨国風土記逸文には、神功皇后三韓征伐の際、播磨で採れた赤土(あかに)を天の逆矛(あまのさかほこ)や軍衣などを染めたとあり、また新羅平定後、その神を紀伊管川(つつかわ)の藤代(ふじしろ)の峯に祭ったとある[1]

脚注

[編集]
  1. ^ 風土記日本古典文学大系2,秋本吉郎校注、岩波書店,1958年(1991年第35版),482-483頁。

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]
  • 土壌
    • ローム - 粘土質の土壌の一種。赤土であるとは限らない。関東ロームはロームの一種である。
    • 黄土ドイツ語: Löss)- 温帯から亜寒帯地域の、赤みの少ない土。
    • チェルノーゼム - 温帯から亜寒帯各地に広がる肥沃な黒色土。
  • 粘土
  • テラコッタイタリア語: terra cotta 「焼いた土」) - 素焼きなどの素材、およびその材料となる粘土質の赤土を指す。色の名前でもある。
  • 弁柄 - 元来、インド・ベンガル地方に産する赤土から作られた顔料を指す。色の名前でもある。
  • 赤土汚染

外部リンク

[編集]
pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy