生産様式
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生産様式(せいさんようしき、独: Produktionsweise、英: mode of production)とは、以下の意味を指す。
一般的用法
[編集]生産様式は、一般的には、
等に代表されるような、生産物の生産手法・生産形態を指す[1]。
マルクス主義的用法
[編集]マルクスの用法
[編集]カール・マルクスにおいては、生産様式とは、
- 生産(諸)力(独: Produktivkräfte、英: productive forces) - 生産手段と労働力の組み合わせ[2]。
- 生産(諸)関係(独: Produktionsverhältnisse、英: relations of production) - 生産手段の所有関係と、それに基づく分配関係・階級関係[3]。
の総体であり[1]、「下部構造(土台)と上部構造」における、「下部構造(土台)」部分に相当する。
マルクスは、『経済学批判』の序言において、この生産様式の歴史的変遷を、
と表現している。
エンゲルスの用法
[編集]フリードリヒ・エンゲルスは、『家族・私有財産・国家の起源』において、上記のマルクス説を包含する形で、
と言い直して表現している。