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松本若菜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
曖昧さ回避 アンジュルムのメンバーの「松本わかな」とは別人です。
まつもと わかな
松本 若菜
生年月日 (1984-02-25) 1984年2月25日（40歳）
出身地 日本の旗 日本 鳥取県米子市[1]
身長 165 cm
血液型 A型
職業 女優
ジャンル 映画・テレビドラマ・CM
活動期間 2007年 -
事務所 トリプルエー
公式サイト 松本若菜 プロフィール
主な作品
テレビドラマ
『仮面ライダー電王』
『コウノドリ』（第2シリーズ）
『やんごとなき一族』
『復讐の未亡人』
『西園寺さんは家事をしない』
『わたしの宝物』
映画
『腐女子彼女。』
『愚行録』
受賞
ヨコハマ映画祭
助演女優賞
2018年『愚行録』
ザテレビジョンドラマアカデミー賞
助演女優賞
2022年『やんごとなき一族』
東京ドラマアウォード
助演女優賞
2022年『やんごとなき一族』
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松本 若菜（まつもと わかな、1984年〈昭和59年〉2月25日 - ）は、日本の女優。

鳥取県米子市出身[1]。トリプルエー所属[2]。

来歴

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3姉妹の末っ子として誕生。中学校時代には吹奏楽部に所属しクラリネットを担当[3]。

鳥取県立淀江産業技術高等学校（現、鳥取県立米子白鳳高等学校）食物調理科（15歳）のとき、地元の米子駅前サティ（現イオン米子駅前店）で仕事で鳥取県米子市を訪れていたオフィスウォーカーの社長と、当時事務所の所属タレントであった奈美悦子に偶然に出会いスカウトされるも[4][5][6]、この時は芸能界への誘いを断っている[7]。父からの「門限は午後7時」等、比較的厳しい家風の中で育つ。一度は地元で就職したものの[8]、自分の可能性を未知の世界で広げてみたい気持ちが芽生え、前述の高校時代に受けたスカウトの際に断ったオフィスウォーカーに自ら電話し、芸能界入りを決心[7]。2006年3月9日、22歳の時に鳥取県から上京[9]。新宿のルミネtheよしもと近くのうなぎ屋でアルバイトをしながら演技のレッスンに通い[注 1][12]、初めて受けたオーディションに見事合格した。

2007年、『仮面ライダー電王』（テレビ朝日）で野上愛理（主演・佐藤健が演じる野上良太郎の姉）役で女優デビュー[13][注 2]。同年4月19日にブログを始める[15]。

2008年、TBS敷地内にオープンした「赤坂サカス」のイメージキャラクター「赤坂なでしこ娘」に選ばれ[12]、『赤坂サカス情報 咲かす人 Sacas-Bito』にも出演。

2009年公開の映画『腐女子彼女。』で映画初主演。

2011年6月1日付でオフィスウォーカーからトリプルエーに移籍[2]。

2012年2月、Twitter（現X）を開始[16]。同年10月、映画『はなればなれに』（監督：下手大輔）が東京国際映画祭に招待された際には、監督、出演者らと共にグリーンカーペットを歩いている[17]。

2017年、映画『愚行録』の演技が評価され第39回ヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞[18]。

2020年、『麒麟がくる』でNHK大河ドラマに初出演し、徳川家康の母・於大の方役を演じる[19]。

2022年、4月期木曜劇場『やんごとなき一族』（フジテレビ）で主人公・深山佐都をいびる義姉・深山美保子役を演じ[20]、昼ドラ的怪演が話題となり注目を集める[21]。佐都に向けた替え歌と表情・演技などがTwitterでフィーチャーされ『松本劇場』としてハッシュタグやムービーが存在する。同年7月期ドラマ『復讐の未亡人』（テレビ東京）で連続テレビドラマ初主演[22]。

2024年、7月期火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない』（TBS）で芸歴18年目にしてゴールデンプライムタイムの連続ドラマ初主演を務める[23]。

人物

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  • 高校で調理師免許[24]を取得し[25]、他に普通自動車運転免許[24][注 3]も取得。高校時代は学業の傍ら、たこ焼き屋・お好み焼き屋[26]・カフェでアルバイトをしていた。高校卒業後は地元企業に就職し、化粧品会社の美容部員や美容院受付として勤務していた。上京してからの売れない役者時代も、鰻屋、寿司屋、沖縄料理屋、蕎麦屋など7軒のアルバイトを女優業と掛け持ちし、34歳までいたカフェの厨房では料理長を務めていた[27][8]。
  • 松本の動向は、鳥取県庁が配信しているメールマガジン等に記載されたり[28]、地元の『日本海新聞』（新日本海新聞社）に掲載されたりしており[5][28]、2010年5月12日には「とっとりふるさと大使」を委嘱された[1]。それもあり地元鳥取県関連の仕事もするようになる。
  • 女優の仕事があまり無い頃から魔法をかけるように自分自身へ鼓舞の言葉をかけることで冷静さを保ったり、叶えたい夢を口に出していたら実際にそれが叶うといった経験から「言葉の力」や「言霊」をとても信用している[29]。
  • 好きな男性のタイプは「何かにこだわりを持っている人」「ワードセンスがある人、または自分とワードセンスが似ている人」[30]
  • 明星食品のカップ焼きそば「一平ちゃん」をこよなく愛する。からしマヨネーズをカップに入れて混ぜて味が変わるのが嫌である為、箸に少量麺を取り、からしマヨネーズを付けて食べる[31]。

社会貢献活動

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2023年、骨髄バンクへの登録を促進し、理解を深めてもらうため、映画「みんな生きている ～二つ目の誕生日～」への出演を決める[32]。

受賞歴

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2017年
2022年
2024年
  • ORICON NEWS 2024年ブレイク俳優ランキング（女性編） 1位[39]
2025年

出演

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テレビドラマ

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配信ドラマ

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映画

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短編映画

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舞台

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バラエティ

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情報番組

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テレビアニメ

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  • 闇芝居 第2期（2014年7月6日 - 9月28日、テレビ東京）

ラジオ

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ラジオドラマ

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  • FMシアター 還れ、大山へ（かえれ、だいせんへ）（2016年9月24日、NHK-FM） - サチ 役

CM

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MV

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ゲーム

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OV

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  • Kiss&Hug 6話 Erotic（2011年12月9日）
  • 脱獄ドクター いのち屋エンマ（2012年9月21日） - 七海夕子 役

書籍

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写真集

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  • watercolor（2007年11月9日、辰巳出版、撮影：倉繁利）ISBN 978-4-7778-0454-2
  • Finalcolor〈サブラDVDムック〉（2009年5月8日、小学館、撮影：西條彰仁）ISBN 978-4-09-103071-9

カレンダー

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  • 松本若菜 2009年版カレンダー（2008年9月発売、株式会社ユナイテッドジェイズ）
  • 松本若菜 2010年版カレンダー（2009年10月14日、株式会社ハゴロモ）

新聞連載

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  • 松本若菜の読んでかぁさい!見てかぁさい!（2012年4月4日 - 、日本海新聞） - 月1回（毎月第1水曜日）紙上ブログ

作品

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DVD

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  • My Color〜私色〜（2007年12月22日発売、クエストラ）
  • Couleur〜色彩〜（2009年4月24日発売、クエストラ）

CD

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その他

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脚注

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[脚注の使い方]

注釈

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  1. ^ 吉本興業の芸人たちの間では美人店員として有名だった[10][11]
  2. ^ デビューしてからも、しばらくはドラマ撮影とバイトの両方をこなしていた[14]。
  3. ^ 法改正で中型自動車免許。
  4. ^ 第3話・第4話では、CLUB朱美のNo.1ホステス役だったが、第5話では独立した。
  5. ^ 2022年3月9日からParaviで先行配信

出典

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  1. ^ a b c 『松本若菜氏（女優 米子市出身）の知事表敬訪問及びとっとりふるさと大使の委嘱』（プレスリリース）鳥取県総務部、2010年5月7日。オリジナルの2012年7月7日時点におけるアーカイブ。https://archive.li/eFWa。2012年7月7日閲覧。 
  2. ^ a b “AAA 株式会社トリプルエー | 芸能プロダクション”. www.aaa-triple-a.co.jp. 2022年3月29日閲覧。
  3. ^ “いいがん！いいがん！すげーがん”. オフィシャルブログ「My Colorブログ」 (2007年4月25日). 2007年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月22日閲覧。
  4. ^ “松本若菜が最後の写真集／「今後は女優に専念」”. 四国新聞. 2024年4月28日閲覧。
  5. ^ a b 松本若菜が最後の写真集 「今後は女優に専念」[リンク切れ]（日本海新聞 2009年5月18日）
  6. ^ “松本若菜さんに注目! TVドラマ「Aroud40〜注文の多いオンナたち〜」好評放送中!”. メールマガジンとっとり雑学本舗. 鳥取県企画部広報課 (2008年4月25日). 2012年9月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月22日閲覧。
  7. ^ a b “13話”. オフィシャルブログ「My Colorブログ」 (2007年4月22日). 2007年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月22日閲覧。
  8. ^ a b “39歳とは思えない、艶のある美肌の秘訣とは？女優・松本若菜が語る美容習慣”. 東京カレンダー. (2024年1月11日). https://tokyo-calendar.jp/article/27071 2024年9月8日閲覧。 
  9. ^ “電王14話！”. オフィシャルブログ「My Colorブログ」 (2007年4月29日). 2007年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月22日閲覧。
  10. ^ "ドラマ「フルーツ宅配便」に出演の「松本若菜」、鰻屋バイトで吉本芸人が絶賛の過去". デイリー新潮. 新潮社. 2019年3月29日. 2022年2月24日閲覧。
  11. ^ "「ものすごい美人店員がいると複数の芸人がアプローチ」「雨漏りする1Kに10年近く一人暮らし」…《いま最も旬な女優》松本若菜の「意外すぎる下積み時代」". マネー現代. 講談社. 2024年9月17日. 2024年9月19日閲覧。
  12. ^ a b “松本若菜、「Around40」で午後のドラマ初レギュラー”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2008年3月18日). オリジナルの2008年3月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080321235505/http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080318/tnr0803181706009-n1.htm 
  13. ^ a b “松本若菜、デビュー作『仮面ライダー電王』秘話。オーディションは「バイト終わり、鰻のタレの匂いがついたままで」”. テレ朝POST. テレビ朝日 (2022年3月25日). 2022年9月3日閲覧。
  14. ^ 松本若菜 (2007年6月12日). “よろしくお願いします”. オフィシャルブログ「My Colorブログ」. 2018年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月22日閲覧。
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  16. ^ “私もついに。”. オフィシャルブログ「My Colorブログ」 (2012年2月19日). 2013年12月22日閲覧。
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外部リンク

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ヨコハマ映画祭 助演女優賞
1970年代
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