He 162 フォルクスイェーガー(Heinkel He 162 Volksjäger )は、ドイツのハインケル社が開発し、第二次世界大戦末期にドイツで運用された単発単座ジェット戦闘機。 愛称の「フォルクスイェーガー(Volksjäger)」は、ドイツ航空省(RLM)により同機に付けられた制式名称であり、ドイツ語で「国民戦闘機」を意味する。この名称は一般市民による製造と搭乗をも想定したから同機が生まれたことにちなむ(同様の用語に国民突撃隊がある)。また、同機は開発計画の中では「ザラマンダー(Salamander、火トカゲ(サラマンダー)の意。航空趣味誌や航空機模型で愛称のように表記されている場合がある。)」のコードネームで呼ばれ、さらにハインケルからは「シュパッツ(Spatz、スズメの意)」とも呼ばれた。