NHKの鈴木奈穂子アナウンサー(43)が15日、MCを務める情報番組「あさイチ」(月~金曜前8・15)に生出演。視聴者から寄せられたメッセージに感謝した。
鈴木アナは「私が朝ドラ受けした『あんぱん』の方について」と前置きした上で、「『あんぱん』の背の高い元ガキ大将、華大さんに似てると思いました。言ってくれてありがとう」と紹介。続けて「たくさん来てて、濱尾ノリタカさんという方です」と補足する中、お笑いコンビ、博多華丸・大吉の博多大吉(54)は「先方に迷惑かかってないか大丈夫か」と心配していた。
濱尾は大学2年のとき、憧れの俳優、反町隆史(51)が所属する研音の門を叩いて芸能活動を開始。2020年にMBS「ピーナッツバターサンドウィッチ」でデビュー。21年のテレビ朝日系「仮面ライダーリバイス」で嫌味な天才科学者を演じて注目を集めた。
この日、放送された連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・0)第12回で注目のパン食い競争は、最終組に出場予定だった嵩(北村匠海)が突然、腹痛を理由に出場を棄権。のぶ(今田美桜)にたすきを託した。
急きょ競走に加わったのぶは本気でグラウンドを疾走。グングンと順位を追い上げ、あんぱんの下で参加者たちと押し合いになった。そこでのぶが倒されそうになったそのとき、「誰か」がのぶをそっと支えた。のぶはなんとかあんぱんをくわえて走り切り、最終的に1着でゴール。会場が「女子が勝った」と大騒ぎになる中、放送が終わった。
朝ドラ受けで大吉が「何か言いたいことがあるんでしょう?」と話を振ると、鈴木アナは「2位だったガキ大将、お二人に似てません? 華大さん、足して割ったっていうのかな。あの彼を見てずっともう華大さん…。間に入ってもらいたいな、いつか」と指摘。博多華丸(55)は「急に?」と困惑していた。
「あんぱん」は人気アニメ「アンパンマン」の原作者として知られるやなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかったヒロイン朝田のぶ(今田美桜)とその夫・柳井嵩(北村匠海)の人生を描く。脚本は中園ミホさん。主題歌「賜物」をRADWIMPSが歌い、語りを林田理沙アナが務めている。
鈴木アナは神奈川県出身で2004年にNHKに入局。高松局、松山局を経て東京アナウンス室勤務となり、「NHKニュースおはよう日本」「ニュースウオッチ9」「NHKニュース7」でキャスターを務めた。第1子出産による産休・育休を経て21年春から「あさイチ」を担当している。
■博多華丸・大吉(はかたはなまる・だいきち) ボケ担当の博多華丸(はかた・はなまる、本名・岡崎光輝)は1970(昭和45)年4月8日生まれ。ツッコミの博多大吉(はかた・だいきち、本名・吉岡廣憲)は71(同46)年3月10日生まれ。ともに福岡県出身。福岡大の落語研究会で知り合い90年5月に結成。福岡で活動を続け、2005年に東京進出し博多弁漫才で人気に。華丸は故児玉清さんのモノマネで注目を浴び、06年にピン芸人日本一決定戦「R―1ぐらんぷり」で優勝した。