第5試合の「NEVER無差別級王座戦」で、新日本、DDT、AEWと3団体所属の王者竹下幸之介(29)が12分54秒、レイジングファイヤー(旋回式ファルコンアロー)で大岩陵平(26)を仕留め、史上最多5度目の防衛に成功した。
竹下は次戦11日(日本時間12日)の米シカゴ大会でついに“社長”棚橋弘至と対戦する。この日の試合後には「長い長い、俺たちの物語に終止符を打ってやる」と力を込めた。
2人の因縁は、竹下が新日本やAEWに加わる前の15年にまでさかのぼる。棚橋がDDTに参戦し「全団体横一列で見てもらっては困る!」などと団体間の格の違いに言及して大きな問題となった。
竹下はその時から恨みを募らせているとみられ、昨年8月にも「復讐(ふくしゅう)だ。あれからDDT、めちゃくちゃになったんだよ。全部オメエのせいだ」などと棚橋に向けて発言。ついにシカゴで決着となるか。