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「Chromebook Plus」って何だ? 「Chromebook」とは何が違う? ASUS JAPANの新モデルを試す(1/3 ページ)

» 2024年03月01日 17時30分 公開
[Yukito KATOITmedia]
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 Googleが開発したクラウドネイティブOS「ChromeOS」を搭載するノートPC「Chromebook」は、2024年5月をもって登場から13年を迎える。思ったよりも時間が経過していることに驚く。

 日本では、「GIGAスクール構想」における学習用端末として広く知られることになったChromebookだが、最近では企業での導入事例も聞こえてくるようになった。しかし、Windows PCやMacと比べると、Chromebookには「安いがスペックが低い」という印象がつきまとう。

 仕組み上、ChromeOSは他のOSと比べて最低ハードウェア要件が緩い。そのため、低スペックな構成でも基本操作は快適なのだが、画像編集やビデオ(Web)会議アプリといった比較的負荷の大きい機能をよく使うケースでは、快適とは言いがたい状態になってしまうこともある。ゆえに、企業における業務用端末を選定する際に、パフォーマンス的側面からChromebookを除外してしまうケースも見受けられる。

 従来のChromebookにも高性能モデルは存在するのだが、大きな存在感を放つ状況にはない。昨今、オンデバイスでのAI(人工知能)処理が注目を集め、PCへのNPU(推論プロセッサ)搭載も規定路線となってきた中、今後はChromebookにも一定の高い性能が求められる状況にある。

 そんな中、Googleが2023年10月2日(米国太平洋夏時間)、Chromebookの新たなカテゴリーとして「Chromebook Plus」を発表した。

 Chromebook Plusは「パワフルな仕様、生産性と創造性を高める高度なアプリを備えた新しいカテゴリの Chromebook」をうたっており、従来のChromebookとは“ひと味”違うことをアピールしている。

 前置きが長くなったが、この記事ではASUS JAPANが発売した「ASUS Chromebook Plus CX34」(実売価格7万5000円前後)と、「ASUS Chromebook Plus CM34 Flip」(実売価格8万円前後から)を通して、その特徴をチェックしていく。果たして、どこがどう“Plus”になったのだろうか……?

レビュー機 今回チェックするASUS Chromebook Plus CX34(左)と、ASUS Chromebook Plus CM34 Flip(右)。
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