Wikipedia:スタイルマニュアル
この文書はウィキペディア日本語版のガイドラインです。多くの利用者が基本的に同意しており、従うことが推奨されますが、方針ではありません。必要に応じて編集することは可能ですが、大きな変更を加える場合は、先にノートページで提案してください。 |
編集案内 |
---|
記事内容のルール |
記事を執筆する |
記事のスタイルのルール |
スタイルマニュアルでは、ウィキペディアにおいて記事を書く際の文章スタイルについて解説します。ウィキペディアの記事では、文章のスタイルよりも、記事の内容の方が大事であり、執筆者は当マニュアルで規定するスタイルに絶対に従わなければならないわけではありません。しかし、記事の読みやすさや編集のしやすさを保つために、一貫したスタイルに沿って執筆することが推奨されています。
記事全体の配置順のようなレイアウトはスタイルマニュアルの一部です。これに関してはWikipedia:スタイルマニュアル/レイアウトを参照してください。参考文献、外部リンク等記事のような基本要素に関してもそこに詳述されています。
スタイルマニュアルでは、単語を強調するために太字にしたり、表を表記する方法については解説していません。こうした文章のマークアップ方法に関してはHelp:ページの編集を参照してください。
ここで説明するスタイルは、ウィキペディアンたちの数多くの経験の中で確立されたスタイルです。もし、もっと良いスタイルがあるのであれば、一貫性を維持するためにも、一記事や特定分野内だけでなくウィキペディアの記事全体で採用されるべきルールとして、関連するガイドラインの修正を提案してください。提案はノートページで行ってください。
記事名
- 記事名の文字は、どの日本語環境下でも表示できるもの(JIS X 0208など)を使用してください。
別名
- 記事名として使われている語句に別名がある場合には、その別名を導入部などの本文中で太字(
'''
)で記述します。
導入部
- 記事の冒頭の文章には、項目名、読み仮名(ふりがな)、定義を記述します。定義に続いて、最初の節が始まるまでに記事全体の要約が示された、それ自体ひとつの小さな百科事典の記事となるようにします。
節・セクション
- 記事全体に関連する項目がある場合、
== 関連項目 ==
の節(セクション)をつくり、箇条書きします。 - ウィキペディアの外部に関連するウェブサイトがある場合、それらをまとめて、
== 外部リンク ==
の節に箇条書きします。記事中には置かないでください。 - 関連項目の節と外部リンクの節は、記事の最後に置きます。両方あるときには、関連項目を先に、外部リンクを後にします。
見出し
- 見出しのマークアップには
== セクション(節) ==
、=== サブセクション ===
のように==
を使用します。太字(強調)('''
)は使わないでください。 - 見出しのレベルは、レベル2(
==
)から始めて、レベル3(===
)、レベル4(====
)と順に下がるようにします。例えば、レベル3から始めたり、レベル2の下にレベル3を飛ばしてレベル4を作ったりしないでください。 - 見出し中の語をリンクにしないでください。読者側の状況によってはリンクが見えなくなる場合があります。
- 見出しを作りすぎないでください。
段落
- 新しい段落を始める際は文章の途中や末尾にbrタグ(
<br />
など)を挿入するのではなく、一行空行を空けて段落を作ってください。 - 段落の途中には、改行を入れないでください。改行した箇所に余分な空白が入ることがあります。
- 段落頭は下げません。段落頭を下げて表示をしたい場合は、読者が各自外装の詳細設定を変更してください(例:ユーザースタイルシートを
P {text-indent: 30pt;}
のように記載します)。 - 長すぎる段落も、短すぎる段落も読みにくいものです。文章の意味内容を考慮した上で、長すぎる段落を区分けしたり、短すぎる段落をまとめたりすることも検討してください。
日本語表記
日本語表記についてはWikipedia:表記ガイドで詳しく規定されています。以下は要点をまとめたものです。
- 句点は「。」を、読点は「、」を用います。
- 仮名遣いは現代仮名遣いを原則とします。
- 漢字の字体が複数ある場合には常用漢字表にある字体の採用を原則とします。ただし、固有名詞や歴史的文書の引用などでは、原文にあわせて用います。
- どの日本語環境下でも表示できるもの(JIS X 0208など)以外の字体を使う場合には、表示できない環境に配慮してください。
- 読み仮名には丸括弧()を用い、
<ruby>……</ruby>
は使わないでください。
数字・単位
暦・年月日
- 年月日の数字部分は半角数字を使います。
- 「03月05日」のような0を入れた書き方にはしません。
- リンクにするときには、例えば、474年や12月13日のように、数字だけでなく「年」「月」「日」まで含んだリンクとします。
- 日付の月日はまとめてリンクします。例えば、
[[2月]][[11日]]
とせずに、[[2月11日]]
とします。 - 年は月日と分けてリンクします。例えば、
[[1958年]][[2月11日]]
とします。 - 各年、各月、各日についての記事のスタイルは、Wikipedia:各年のスタイルガイド、Wikipedia:各日のスタイルガイドを参照してください。
人物・人名
- 敬称は原則として使用しません。事件・災害等の被害者や、「ある特定の集団からは○○と敬称をつけて呼ばれる」のような中立的な観点から敬称を記述するのは問題ありません。
- 人名リストを作成する場合は、表記は記事名にあわせます。
著作物名
- 書名、雑誌名、レコードやCDのタイトル名(アルバム・シングル)、映画名、テレビ番組名、コンピューターゲーム名では、日本語のタイトルは『』で囲みます。欧文のタイトルは
''
(弱い強調)で囲みます。(例:夏目漱石『坊っちゃん』(岩波文庫)) - 作品群中の一作品として表わす場合など(雑誌等所収の記事・論文名、作品集や全集等に収録の小説・詩・エッセイ等の題名、アルバム・シングル中の曲名、シリーズ名など)では、日本語のタイトルは「」で囲みます。(例:夏目漱石「坊っちゃん」(春陽堂刊『鶉籠』収録))
- リンクに『』や
''
などの記号を含めないでください。
作品リスト
- 作品リストの場合は、作品のタイトルを囲む「」や『』を適宜省略することができます。
- 映画(洋画向き)と音楽媒体(一部ジャンル)に関する作品リストの場合は、Wikipedia:作品リスト(草案)を参照してください。
専門分野での表記
- 化学分野の用語については、最新のIUPAC命名法を使用します。詳細はWikipedia:ウィキプロジェクト 化学を参照してください。
- 数式についてはプロジェクト:数学やm:ヘルプ:数式の書き方を参照してください。
その他
これら以外の分野においても、それぞれの分野のウィキプロジェクトにおいてスタイルマニュアルが規定されている場合があります。詳細は各ウィキプロジェクトのページまたはそのノートをご覧ください。
画像
- 画像には適切な説明文を添えることが推奨されています。
- 画像はできるだけ右寄せで表示します。
- 画像の表示幅は指定することができます。指定の方法はHelp:画像の表示を参照してください。ただし、できるだけ表示幅は指定しないことが推奨されます。表示幅の指定がなければ、読者が個人設定機能を使って、自身の閲覧環境に合わせて表示幅を指定することができるためです。
このページに解説されていない点について
もしもこのページでカバーされていない点に関して、どのようなスタイルを採用するのがよいか迷った場合には、既存の出版物を参考にしつつ、ノートページや利用案内などで質問をしてみてください。
スタイルが見やすく整理されている記事を見かけたら、「編集」タブをクリックして、その記事の編集者たちがどうやってマークアップしているかを観察してみてください。それを参考にして、他の記事のマークアップにも改良を加えてみてください。
関連項目
記事の編集に参加する前に、以下の文書を読み、理解しておいてください。すでに編集に慣れた方でも、これらの文書は常に更新されていますので、こまめに参照してください。
- Wikipedia:方針とガイドラインの一覧 - ウィキペディアの方針の一覧があります。
- Wikipedia:記事を執筆する - 記事の執筆に参加するにあたって理解しておくべき基本的なポイントが解説されています。
- Help:ページの編集 - 編集する際の基本的なマニュアルです。どのようなマークアップで強調表記をしたり、リンクをしたりするのか、といったことが解説されています。
- Wikipedia:外部リンク - 記事内容に関連するサイトや記事を補足または専門的に解説するサイトへのリンクの選択基準について解説されています。
- Wikipedia:スタブ - 新しい記事を作成する際に最低限必要な内容について述べています。
- Wikipedia:ウィキプロジェクト - ジャンルによっては該当する項目のウィキプロジェクトによって書式や編集方針のローカルルールが定められていることがあります。