陳鴻文
楽天モンキーズ #13 | |
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中信兄弟時代 (2015年10月18日) | |
基本情報 | |
国籍 | 中華民国(台湾) |
出身地 | 花蓮県光復郷 |
生年月日 | 1986年2月3日(38歳) |
身長 体重 |
180 cm 92 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2007年 アマチュアFA |
初出場 | 2013年3月27日 |
年俸 | 月給50万台湾元(2021年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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国際大会 | |
代表チーム | チャイニーズタイペイ代表 |
WBC | 2009年、2013年、2017年 |
プレミア12 | 2015年、2019年 |
この表について
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陳 鴻文 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 陳 鴻文 |
拼音: | Chén Hóngwén |
注音符号: | ㄔㄣˊㄏㄨㄥˊㄨㄣˊ |
和名表記: | ちん こうぶん |
発音転記: | チェン・ホンウェン |
英語名: | Chen Hung-Wen |
獲得メダル | ||
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男子 野球 | ||
チャイニーズタイペイ | ||
アジア競技大会 | ||
銀 | 2010 |
陳 鴻文(チェン・ホンウェン、1986年2月3日 - )は、台湾(中華民国)の花蓮県出身のプロ野球選手(投手)。アミ族[1]。右投右打。CPBLの楽天モンキーズ所属。
経歴
2009年開幕前の3月に開催された第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のチャイニーズタイペイ代表に選出された[2]。
2010年にAAA級アイオワ・カブスに初昇格した。オフの11月に開催された広州アジア競技大会の野球チャイニーズタイペイ代表に選出された。
2011年オフに自由契約となる。
2012年は國訓隊に所属した。9月21日に第3回WBC予選のチャイニーズタイペイ代表に選出された。オフの11月には第3回WBC予選前にキューバ代表との国際親善試合である「サンダーシリーズ」のチャイニーズタイペイ代表に選出されている[3]。12月28日に中華職業棒球大聯盟の兄弟エレファンツにドラフト1位指名で入団した。
2013年1月14日に第3回WBC本戦のチャイニーズタイペイ代表に選出された。2次ラウンドの日本戦では8回二死から登板するも9回二死の場面で井端弘和に同点適時打を打たれる。その後チームは延長戦で勝ち越し点を許し敗退した[4]。
2015年9月30日に第1回WBSCプレミア12のチャイニーズタイペイ代表に選出された[5]。
2016年開幕前の1月29日に「侍ジャパン強化試合 日本 vs チャイニーズタイペイ」のチャイニーズタイペイ代表27名に選出された[6]。3月6日の第2戦に、7番手として登板している[7]。
2017年開幕前の3月に開催された第4回WBCのチャイニーズタイペイ代表に選出され、3大会連続3度目の選出を果たした[8]。オフの11月6日に、主力選手の林克謙、林煜清、鄭達鴻、蔣智賢、張正偉、羅國華らと共に中信兄弟から戦力外通告を受けた[9]。
2019年は50試合に登板し防御率1.70と抑えで復活。シーズンオフには2019 WBSCプレミア12に出場し、守護神として活躍した。同大会終了後、海外FA権を行使しNPB球団と交渉をしていたが、結局話がまとまらずに交渉決裂となった[10]。
2020年は7月31日の中信兄弟戦でサヨナラヒットを打たれ[11]、翌日の同カードでもサヨナラ負けを喫し2日連続で敗戦投手となった[12]。9月には2度も1試合4失点するなど[13]、同月の防御率は15.88となった[14]。最終的には昨年よりも登板数を増やすも、防御率を大幅に悪化させた。
2021年8月26日の統一ライオンズ戦で2018年5月13日以来1208日ぶりに先発登板し、5回1失点6奪三振と好投した[15]。
2022年のオフに保留選手名簿から外れ、富邦を自由契約となった[16]。
プレースタイル
トルネード気味のフォームから最速158km/h[18]の球威ある速球とスライダー・フォークボールを中心に投球を組み立て、主にリリーフとして活躍する。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2013 | 兄弟 中信 |
26 | 15 | 2 | 0 | 0 | 6 | 5 | 2 | 1 | .545 | 458 | 112.2 | 108 | 7 | 22 | 0 | 2 | 97 | 4 | 0 | 40 | 37 | 2.95 | 1.15 |
2014 | 27 | 16 | 2 | 1 | 2 | 7 | 8 | 1 | 4 | .467 | 486 | 118.0 | 110 | 2 | 23 | 1 | 4 | 75 | 4 | 0 | 36 | 35 | 2.67 | 1.13 | |
2015 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 3 | 24 | 3 | .667 | 247 | 55.0 | 52 | 9 | 24 | 1 | 2 | 55 | 6 | 0 | 25 | 18 | 2.94 | 1.38 | |
2016 | 53 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | 2 | 15 | 2 | .818 | 262 | 61.0 | 67 | 10 | 16 | 1 | 1 | 58 | 1 | 0 | 34 | 33 | 4.87 | 1.36 | |
2017 | 38 | 7 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 9 | 1 | .333 | 307 | 69.2 | 84 | 14 | 19 | 2 | 1 | 64 | 4 | 0 | 52 | 45 | 5.81 | 1.48 | |
2018 | 富邦 | 24 | 7 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | 1 | 4 | .429 | 236 | 50.2 | 54 | 10 | 27 | 1 | 1 | 48 | 2 | 0 | 34 | 26 | 4.62 | 1.60 |
2019 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 20 | 4 | 1.000 | 205 | 53.0 | 32 | 3 | 13 | 4 | 0 | 51 | 2 | 0 | 10 | 10 | 1.70 | 0.85 | |
2020 | 53 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 6 | 16 | 1 | .538 | 243 | 54.2 | 65 | 6 | 16 | 4 | 1 | 46 | 3 | 0 | 32 | 29 | 4.77 | 1.48 | |
通算:8年 | 321 | 45 | 4 | 1 | 2 | 46 | 32 | 88 | 20 | .590 | 2444 | 474.2 | 572 | 61 | 160 | 14 | 12 | 494 | 26 | 0 | 263 | 233 | 3.65 | 1.27 |
- 2020年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2013 | 兄弟 中信 |
26 | 2 | 10 | 1 | 0 | .923 |
2014 | 27 | 6 | 9 | 1 | 1 | .938 | |
2015 | 50 | 2 | 3 | 2 | 0 | .714 | |
2016 | 53 | 3 | 4 | 0 | 1 | 1.000 | |
2017 | 38 | 5 | 5 | 0 | 0 | 1.000 | |
2018 | 富邦 | 24 | 2 | 6 | 1 | 1 | .889 |
2019 | 50 | 2 | 4 | 0 | 0 | 1.000 | |
2020 | 53 | 0 | 6 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 321 | 22 | 47 | 5 | 3 | .932 |
- 2020年度シーズン終了時
タイトル
- 最多セーブ投手:2回(2015年、2016年)
表彰
- 月間MVP:1回(投手部門:2019年7月)
記録
- オールスターゲーム出場:4回(2014年 - 2016年、2019年)
背番号
- 99 (2013年 - 2014年)
- 17 (2015年 - 2017年)
- 13 (2018年 - )
代表歴
- 2009 ワールド・ベースボール・クラシック・チャイニーズタイペイ代表
- 2010 アジア競技大会野球 チャイニーズタイペイ代表
- 2013 ワールド・ベースボール・クラシック・チャイニーズタイペイ代表
- 2015 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表
- 2017 ワールド・ベースボール・クラシック・チャイニーズタイペイ代表
- 2019 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表
脚注
- ^ “阿美投手陳鴻文 高薪加盟兄弟象”. www.tipp.org.tw (2013年3月15日). 2024年6月1日閲覧。
- ^ 2009 Tournament Roster WBC.com 2015年10月10日閲覧
- ^ WBC 資格賽《賽前組訓熱身賽》球員出賽參考名單 2015年4月19日閲覧
- ^ “井端に同点打浴びた台湾・陳鴻文、取材に「自責の涙」=WBC”. ライブドアニュース. 2020年5月31日閲覧。
- ^ 2015第一屆世界12強棒球錦標賽 中華隊28人名單正式公布 中華民國棒球協會官方網站 (2015年9月30日) 2015年10月9日閲覧
- ^ 中職日職對抗賽 代表隊參賽名單出爐 中華職棒大聯盟全球資訊網The Official Site of CPBL (2016年1月29日) 2016年2月17日閲覧
- ^ 日本通運 presents 侍ジャパン強化試合 チャイニーズ・タイペイvs日本 2016年03月06日(日) 京セラドーム大阪 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2016年3月6日) 2016年3月6日閲覧
- ^ “World Baseball Classic(ワールドベースボールクラシック) チーム チャイニーズ・タイペイ” (jp). www.wbc2017.jp. 2020年5月3日閲覧。
- ^ “中職》中信兄弟開鍘!「5虎將」蔣智賢、張正偉、鄭達鴻遭釋出”. 自由時報 (2017年11月6日). 2017年11月9日閲覧。
- ^ “台湾の守護神・陳鴻文 日本球団と交渉決裂 | | BBNews”. BBNews.jp (2020年1月13日). 2020年7月3日閲覧。
- ^ 聯合新聞網 (20200801T095005Z). “我是MVP/陳鴻文正面對決 周思齊積極敲出再見安 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2020年8月1日閲覧。
- ^ “張志豪棒打陳鴻文 兄弟連兩戰再見安” (中国語). tw.sports.yahoo.com. 2020年8月1日閲覧。
- ^ 自由體育 (2020年9月28日). “中職》近3場對統一都抓不到出局數 陳鴻文患「恐獅症」? - 自由體育”. 自由時報電子報. 2020年9月28日閲覧。
- ^ “中華職棒大聯盟全球資訊網 The Official Site of CPBL”. www.cpbl.com.tw. 2020年10月25日閲覧。
- ^ 中時新聞網. “中職》久違先發體能不是問題 陳鴻文先發越投越帶勁 - 體育” (中国語). 中時新聞網. 2021年8月28日閲覧。
- ^ “中職/林益全等5主力未列悍將保留名單 簽回不受扣薪3成限制” (中国語). 聯合新聞網. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “中職/陳大哥來了!桃猿宣布簽下陳鴻文 披上13號戰袍” (中国語). 聯合新聞網. 2023年1月4日閲覧。
- ^ 自由體育. “挑戰160KM 「淇」速小子平常心 - 自由體育”. sports.ltn.com.tw. 2020年4月24日閲覧。
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- 選手の各国通算成績 CPBL