プレループ (Pre Rup) はカンボジアにあるアンコール遺跡の一つで、ヒンドゥー教寺院である。 2004年アンコール遺跡を構成する遺跡の1つとして、世界文化遺産に登録された。

Pre Rup
ប្រាសាទប្រែរូប
プレループの位置(カンボジア内)
プレループ
Location in Cambodia
基本情報
所在地 古都アンコール
座標 北緯13度26分08秒 東経103度55分14秒 / 北緯13.435473度 東経103.920452度 / 13.435473; 103.920452座標: 北緯13度26分08秒 東経103度55分14秒 / 北緯13.435473度 東経103.920452度 / 13.435473; 103.920452
宗教 ヒンドゥー教
神性 シヴァ
カンボジア
建設
形式 クメール様式
製作者 Rajendravarman
完成 961 or 962
テンプレートを表示

プレは変化、ループは体を意味し、かつて境内で行われたと伝わる火葬を名の由来とする。東バライに浮かぶ東メボンの真南にそびえる。

歴史

編集

ラージェンドラヴァルマン王による建立で、961年頃には神々が祀られていた。この土地はかつてヤショーヴァルマン1世が建立した僧坊の敷地であったとする説がある。

境内に在る石槽では、死者を荼毘に付し、その灰で死者を描く儀式が行われたと伝わり、名の由来となっている。

現在はカンボジアの政情安定に伴い、多くの観光客が訪れている。

伽藍

編集

寺院はラテライト煉瓦で主に築かれている。

環濠は無く、東バライをそれに見立てたという説がある。外周壁はラテライトで築かれ、東西南北に塔門を備える。内周壁もラテライトで、四方に煉瓦で築かれた塔門を備え、それを抜けると、死者を荼毘に付したという石槽が見られる。その先には三層の基段が重ねられており、登ると四方に祠堂がある。それに囲まれて二層の基段が重なり、最上層に中央の祠堂がそびえる。そこからはカンボジアの平原が一望でき、夕日とアンコール・ワットを共に見られる場として、夕暮れの頃に人を集めている。

関連項目

編集

参考文献

編集
  • 石澤良昭『アンコール・王たちの物語』日本放送出版協会
  • 『ベトナム・アンコールワット』JTBパブリッシング
pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy