当庁が管理する先の大戦関係の資料について
当庁が管理する先の大戦関係の資料の公表について(戦後70年に当たって)
宮内庁
昨年,昭和天皇実録が奉呈,公表され昭和の時代への関心が高まっている中,今年は戦後70年という歴史の大きな節目の年に当たります。
このような節目の年に当たり,当庁が管理する先の大戦に関係する資料を以下にご紹介します。
御文庫附属庫(おぶんこふぞくこ)関係の資料
皇居吹上御苑の中にある御文庫附属庫は,大本営会議室等の防空用施設として,陸軍築城部本部により建設されたもので(昭和16年8月12日工事着工),昭和16年9月30日に宮内省に引継がれました。
当時,御文庫附属庫の近くでは,宮内省が昭和天皇・香淳皇后のための防空施設である御文庫(おぶんこ)(※)を造営中でした(昭和16年5月着工,昭和17年7月工事完了)。
昭和20年には,御文庫と御文庫附属庫を結ぶ地下通路が設けられました。
御文庫附属庫では,昭和20年8月10日の最高戦争指導会議,8月14日の御前会議など,大戦末期の時期に,昭和天皇ご臨席の重要な会議が開催されました。
- 御文庫は,昭和36年に竣工した吹上御所に組込まれました。吹上御所は,平成5年に,吹上大宮御所と改称されています。
終戦の玉音放送関係
昭和20年8月14日,昭和天皇には「大東亜戦争終結に関する詔書」を2回にわたってご朗読,録音が行われました。このうち,2回目の録音盤(2枚組,3枚組,2セット計5枚)が正本として昭和20年8月15日正午からラジオ放送され,放送終了後は,大切に保管されてきました。
戦後70年の節目に当たり,70年振りに玉音放送用の録音原盤の再生を試みたところ,直接,昭和天皇のお声の再生に成功,録音することができました。
昭和21年5月にラジオ放送された昭和天皇のお言葉関係
戦後の復興期において食糧問題への対応が極めて重要な課題であった中,昭和21年5月23日昭和天皇には,食糧問題に関するお言葉の録音が行われ,翌5月24日正午,午後7時,午後9時にラジオ放送されました。
その後,玉音放送用の録音原盤とともに,大切に保管されてきました。
戦後70年の節目に当たり,ラジオ放送用の録音原盤の再生を試みたところ,昭和天皇のお声の再生に成功,録音することができました。