Ludia(るでぃあ)は、PostgreSQL全文検索機能を追加する拡張モジュールでオープンソースソフトウェアである。

Ludia
開発元 株式会社NTTデータ
最新版
1.5.2 / 2009年3月27日
対応OS Linuxなど
種別 全文検索
ライセンス LGPL
公式サイト 株式会社NTTデータ Ludia
テンプレートを表示

LudiaはSennaを利用することにより、全文検索インデックスを作成する。この全文検索インデックスは、PostgreSQLの通常のインデックスと同様にSQLクエリの際に利用可能であり、高速で高精度(Sennaと同様)な全文検索が可能となる。株式会社NTTデータにより開発され、2006年10月11日にLGPLライセンスのオープンソースソフトウェアとしてバージョン0.8.0が公開された。

LinuxFreeBSDなどのUNIX系OS、Windowsで動作する。PostgreSQL 8.1以降で利用可能。

PostgreSQL 8.3以降に組み込まれた全文検索エンジンをベースとした日本語検索(textsearch_ja)が形態素解析による検索のみをサポートするのに対し、Ludiaは形態素解析以外にSennaによるN-gram検索にも対応するのが特徴である。ただしPostgreSQL 8.4以降では、同じくN-gram検索に対応したtextsearch_sennaが登場している。

2007年12月にバージョン1.5.0をリリースして以降、バグ修正以外の実質的なバージョンアップが停止した状態にあり、PostgreSQL 8.3以降の環境では後述するような運用上の制限を受けることから、最近はtextsearch_jaもしくはtextsearch_sennaを必要に応じて使い分けるケースが増えてきている。

制限

編集
  • リカバリに未対応。クラッシュ後はREINDEXが必要。
  • 2009年2月現在、PostgreSQL 8.3以降のVACUUMには非対応。そのため8.3以降とLudiaを組み合わせて運用する場合は、autovacuumをoffにした上で、VACUUM後には必ずREINDEXを行う必要がある。
  • PostgreSQL 8.3で全文検索エンジンが組み込まれた関係で、PostgreSQL 8.2以前で利用する場合 (@@) と8.3以降の場合 (%%) ではデフォルトの演算子が変更されている。

外部リンク

編集
pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy