「CESA大賞 '97」発表授賞式レポート
去る4月3日、東京・六本木にある「ヴェルファーレ」で、「CESA大賞'97」の発表授賞式が行われました。当日は「CESA大賞'97」に投票してくれた一般のゲームファンの中から、抽選で選ばれた100名も出席、大賞の行方を熱い視線で見守る中、ステージは幕を開けます。

ファンの代表は「グランツーリスモ2」 を早く出してほしい」と要望
発表授賞式はまず主催者代表挨拶から始まり、次に開催概要の説明、そして審査の中心になった「アカデミー委員会」を代表して、山下章氏(株式会社スタジオベントスタッフ代表取締役)から、「任天堂のファミリーコンピューターが初めて世に出た時から今日までの、ゲーム業界の重ねてきた年輪に注目した」という今回の審査方針についての説明がありました。その後、会場に招かれた一般のゲームファンの代表者に共同懸賞の賞品の授与が行われました。


「CESA大賞'97」の表彰式はまず、各部門賞(「プログラミング」、「グラフィック」、「シナリオ」、「サウンド」、「キャラクター」)の発表からスタート。そして結果は、「ファイナルファンタジーVII」(スクウェア・PS)が「シナリオ」、「サウンド」部門を、「グランツーリスモ」(SCEI・PS)が「プログラミング」、「グラフィック」をそれぞれダブル受賞し、会場では大きなどよめきが。なお「キャラクター」部門は、「風のクロノア」(ナムコ・PS)が受賞。
「グランツーリスモ」、 「ファイナルファンタジーVII」で合わせて 4部門独占


優秀賞は「I.Q」(SCEI・PS)、「グランツーリスモ」(SCEI・PS)、「グランディア」(ゲームアーツ・SS)、「電車でGO!」(タイトー・PS)、「ヨッシーストーリー」(64・任天堂)の5作品が受賞。また審査員特別賞は「ウルティマ オンライン」(エレクトロニック・アーツ・WIN)、「ダービースタリオン」(アスキー・PS)、「モンスターファーム」(テクモ・PS)の3作品が受賞しました。

優秀賞のトロフィーを手に喜びを語る受賞者たち
アカデミー委員会は受賞の理由について、「『ウルティマオンライン』は現在ゲームが他人との協調性を養えないと世論で批判されている中で、ネットワークを組み、みんなでゲームをやることが出来るという点を、『ダービースタリオン』はファミコン版から始まり、年輪を重ねしかも質を維持している点を、『モンスターファーム』はあらゆるメーカーの意表をつき、しかも悔しがらせた点をそれぞれ評価した」と語っています。


そして栄えある大賞は、全世界での発売本数が1000万本を越えた本命中の本命「ファイナルファンタジーVII」(スクウェア・PS)が見事受賞し、「CESA大賞'97」の発表授賞式は幕を閉じました。
「ファイナルファンタジーVII」
CESA大賞受賞の瞬間


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