コンテンツにスキップ

2016年リオデジャネイロオリンピックのホッケー競技

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2016年リオデジャネイロオリンピック
ホッケー競技
会場セントロ・オリンピコ・ジ・ホッケイポルトガル語版英語版
開催日2016年8月6日 - 8月19日
参加チーム数男女各12チーム
メダリスト
金メダル 
金メダル 
銀メダル 
銀メダル 
銅メダル 
銅メダル 
« 20122020 »

2016年リオデジャネイロオリンピックホッケー競技(2016ねんリオデジャネイロオリンピックのホッケーきょうぎ)は、国際ホッケー連盟(FIH)管轄の下で2016年8月にブラジルリオデジャネイロセントロ・オリンピコ・ジ・ホッケイポルトガル語版英語版で開催されたオリンピックのホッケー競技である。

今大会から試合時間が、前後半35分ずつの70分から1クォーター15分の60分で行われることが決まった[1]

参加国

[編集]

開催国のブラジルは、男子は1.2014年末のFIHランキングで30位以内か2.2015年パンアメリカン大会トロント)で6位以内、女子は1.2014年末のFIHランキングで40位以内か2.パンアメリカン大会で7位以内をクリアすれば、出場権が与えられる。パンアメリカン大会で4位となった男子のみ出場権を獲得した[2]

各大陸の代表チームに加え、前回大会まで開催されていた最終予選を廃止し、2012-13シーズンに新設されたFIHホッケー・ワールドリーグの2014-15シーズン準決勝ラウンドの上位チーム(男子:6チーム、女子:6+1チーム)に出場権が与えられることになった[3]

男子

[編集]
日程 予選大会 開催地 出場権獲得
2014年9月20日-10月2日 2014年アジア競技大会 大韓民国の旗 仁川 インド インド
2015年6月3日-14日 2014-15FIHホッケー・ワールドリーグ準決勝ラウンド アルゼンチンの旗 ブエノスアイレス ドイツ ドイツ
カナダ カナダ
スペイン スペイン
ニュージーランド ニュージーランド[A]
2015年6月20日-7月5日 ベルギーの旗 アントワープ アイルランド アイルランド
ベルギー ベルギー
イギリス イギリス
2015年7月14日-25日 2015年パンアメリカン競技大会 カナダの旗 トロント アルゼンチン アルゼンチン
ブラジル ブラジル(開催国)
2015年8月22日-30日 2015年欧州選手権 イギリスの旗 ロンドン オランダ オランダ
2015年10月21日-25日 2015年オセアニアカップ ニュージーランドの旗 ストラトフォード オーストラリア オーストラリア
2015年10月23日-11月1日 アフリカ予選 南アフリカ共和国の旗 ランドバーグ なし[A]
Total 12
注釈
  1. ^ アフリカ予選では南アフリカが優勝したが、選手の派遣にあたり、国内オリンピック委員会と国内競技連盟の間で大陸予選で得た出場権は考慮しないと取り決めしたため[4]、代わりにワールドリーグ成績上位のニュージーランドに出場権が与えられる[5]。(南アフリカはワールドリーグでは第2ラウンドで4位に終わり、準決勝ラウンドに進出できなかった。)

ホッケー男子日本代表は、アジア競技大会では予選リーグ3位に終わり、準決勝進出を逃した。ホッケー・ワールドリーグでは第2ラウンドシンガポール大会)を3位で通過し、準決勝ラウンドに進出したもののブエノスアイレス大会8位に終わり、1968年以来のオリンピック出場はならなかった。

女子

[編集]
日程 予選大会 開催地 出場権獲得
2014年9月20日-10月2日 2014アジア大会 大韓民国の旗 仁川 韓国 韓国
2015年6月10日-21日 2014-15FIHホッケー・ワールドリーグ準決勝ラウンド スペインの旗 バレンシア 中国 中国
ドイツ ドイツ
アルゼンチン アルゼンチン
スペイン スペイン[A]
2015年6月20日-7月5日 ベルギーの旗 アントワープ オランダ オランダ
ニュージーランド ニュージーランド
インド インド
日本 日本
2015年7月13日-24日 2015パンアメリカン大会 カナダの旗 トロント アメリカ合衆国 アメリカ合衆国
2015年8月22日-30日 2015欧州選手権 イギリスの旗 ロンドン イギリス イギリス[B]
2015年10月21日-25日 2015オセアニアカップ ニュージーランドの旗 ストラトフォード オーストラリア オーストラリア
2015年10月23日-11月1日 アフリカ予選 南アフリカ共和国の旗 ランドバーグ なし[A]
Total 12
注釈
  1. ^ アフリカ予選では南アフリカが優勝したが、選手の派遣にあたり、国内オリンピック委員会と国内競技連盟の間で大陸予選で得た出場権は考慮しないと取り決めしたため[4]、代わりにワールドリーグ成績上位のスペインに出場権が与えられる[5]。(南アフリカはワールドリーグでは準決勝ラウンドバレンシア大会で7位に終わり出場権を得られなかった。)
  2. ^ イングランド代表の優勝により出場権を獲得した。

ホッケー女子日本代表は、アジア競技大会では予選リーグを2位で通過したが、準決勝で敗れた(最終順位は4位)。ホッケー・ワールドリーグでは準決勝ラウンドから登場し、アントワープ大会で6位となった。バレンシア大会と合わせて、上位7チーム(元々は6チームだがブラジルが開催国枠を得られなかったため1チーム増加した)がオリンピック出場権を獲得するが、各大陸予選の勝者(韓国、米国、イギリス、オーストラリア)は除かれるため、日本は7番目で出場権を獲得した[6](日本はバレンシア大会6位のスペインを世界ランキング[7]で上回るため、上位として扱われる)。

最終結果

[編集]

前回と同様にグループステージとして、12チームが2つの組に分かれて総当り戦を行うが、前回と異なり、上位4チームずつ、計8チームが決勝トーナメントに進出する。(前回大会では上位2チームずつ、計4チームが決勝トーナメントに進出し、その他のチームはグループステージの順位が同じチームと順位決定戦を行った。)

4大会連続のオリンピック出場となった女子日本代表はグループステージで1分4敗の5位に終わり、決勝トーナメント進出はならなかった(最終順位は10位)。

種目
男子 アルゼンチン アルゼンチン (ARG)
フアン・マヌエル・ヴィヴァルディ
ゴンサロ・ペイラット
フアン・イグナシオ・ヒラルディ
ファクンド・カリオニ
ルーカス・レイ
マティアス・パレデス
ホアキン・メニーニ
ルーカス・ビラ
イグナシオ・オルティス
フアン・マルティン・ロペス
フアン・マヌエル・サラディーノ
マティアス・レイ
マヌエル・ブルネット
アグスティン・マジーリ
ルーカス・ロッシ
ペドロ・イバーラ
ベルギー ベルギー (BEL)
アルトゥール・ヴァン・ドーレン
ヨン=ヨン・ドーメン
フローラン・ファン・オーベル
セバスチャン・ドキエル
セドリック・シャルリエ
ゴーティエ・ボカール
エマニュエル・ストックブルークス
トマス・ブリエルス
フェリックス・デナイヤー
ヴァンサン・ヴァンアッシュ
シモン・ゴウグナード
ロイク・ルイパート
トム・ブーン
ジェローム・トラエンズ
エリオット・ヴァン・ストリドンク
タンガイ・コシンス
ドイツ ドイツ (GER)
ニコラス・ヤコビ
マティアス・ミュラー
リーヌス・ブット
マルティン・ヘナー
モリッツ・トロムペルツ
マッツ・グレインブッシュ
クリストファー・ウェスリー
ティム・ヘルツブルッフ
トビアス・ホイケ
トム・グラムブッシュ
クリストファー・ルーア
マルティン・ツウィッカー
モリッツ・フュルステ
フロリアン・フックス
ティムール・オルツ
ニクラス・ヴェレン
女子 イギリス イギリス (GBR)
マディー・ヒンチ
ローラ・アンスワース
クリスタ・カレン
ハンナ・マクロード
ジョージー・トゥイッグ
ヘレン・リチャードソン=ウォルシュ
スザンナ・タウンゼント
ケイト・リチャードソン=ウォルシュ
サム・クエック
アレックス・ダンソン
ジゼル・アンズリー
ソフィー・ブレイ
ホリー・ウェッブ
ショーナ・マコーリン
リリー・アウスリー
ニコラ・ホワイト
オランダ オランダ (NED)
ジョイス・ソンブルク
ザン・デ・ワールト
キティ・ファン・マーレ
ローリエン・ルーリンク
ウィレマイン・ボス
マルース・ケートス
カルリアン・ディルクス・ファン・デン・フーヴェル
ケリー・ヨンカー
マリア・ヴェルショール
リデワイ・ウェルテン
カイア・ファン・マサクル
マールチュ・パウメン
ナオミ・ファン・アス
エレン・ホーフ
マルゴ・ファン・ヘフェン
エヴァ・デ・フーデ
ドイツ ドイツ (GER)
ニケ・ローレンツ
ゼリン・オルツ
アンネ・シュレーダー
リーザ・シュッツェ
シャルロッテ・シュタペンホルスト
カタリーナ・オッテ
ヤヌ・ヴィランド
ハンナ・クリューガー
ヤーナ・テシュケ
リーザ・アルテンブルク
フランツィスカ・ホイケ
セシル・ピーパー
マリー・メファース
アニカ・シュプリンク
ユリア・ミュラー
ピア=ゾフィー・オルトハーファー
クリスティーナ・レイノルズ

国・地域別のメダル獲得数

[編集]
国・地域
1 アルゼンチン アルゼンチン (ARG) 1 0 0 1
イギリス イギリス (GBR) 1 0 0 1
3 ベルギー ベルギー (BEL) 0 1 0 1
オランダ オランダ (NED) 0 1 0 1
5 ドイツ ドイツ (GER) 0 0 2 2
合計 2 2 2 6

脚注

[編集]
  1. ^ “Exclusive: Hockey quarters format for Rio 2016 Games here to stay, says FIH chief executive”. Inside the Games. (1 June 2014). http://www.insidethegames.biz/sports/summer/hockey/1020441-exclusive-hockey-quarters-format-for-rio-2016-games-here-to-stay-says-fih-chief-executive 30 September 2014閲覧。 
  2. ^ Brazil Men confirm their place in the hockey event at Rio 2016 | FIH”. fih.ch. 2020年5月24日閲覧。
  3. ^ “Rio 2016 – FIH Hockey Qualification System”. FIH. (2014年9月). http://www.fih.ch/files/Sport/General%20documents/2014-02%20-%20Rio%202016%20-%20Qualification%20System%20-%20FINAL%20-%20Hockey%20-%20EN.pdf 30 September 2014閲覧。 
  4. ^ a b https://www.sascoc.co.za/2015/10/30/rio-2016-olympics-selection-criteria-for-sa-hockey-association/
  5. ^ a b http://www.fih.ch/news/spain-women-and-new-zealand-men-invited-to-rio-2016-olympic-games-hockey-events/
  6. ^ Japan women qualify for Rio 2016 hockey event | FIH”. www.fih.ch. 2020年9月4日閲覧。
  7. ^ FIH WOMEN'S WORLD RANKINGS - JULY 2015”. 2020年9月4日閲覧。

外部リンク

[編集]
pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy